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【完結済】大人が泣けるファンタジー系おすすめマンガ2作【全2巻だから一気読みに最適】

本を読んで泣く人
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突然ですが、自分の希望や未来を諦めることができても、自分が大切に想う人のそれは諦めたくないってこと、ありませんか。

なんとかして希望を叶えてあげたいし、幸せであって欲しいし、ずっと存在して欲しい。

「ひとり」が好きな私でも、そんな風に思うことがあるのです。

今回はそんな気持ちも思い出す、大人にこそ沁みるファンタジー系のマンガ2作をご紹介します。

衝撃の展開にどんどん引き込まれて涙、読み返してもやっぱり涙。

どちらの作品も、過去と現在、そしてその延長線上に訪れる未来について考えることになる作品。

手塚治虫の「火の鳥」や、ジブリの「風の谷のナウシカ」など、生命や環境問題を題材にした作品に心震えた方々には特にオススメです。

どちらも上下2巻で完結済みなので、一気読みできますよ!

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銀河の死なない子供たちへ(施川ユウキ / KADOKAWA)

第22回 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 審査委員会推薦作品。

あらすじ

即興ラップを口ずさむのが趣味の天真爛漫な姉「πパイ」、読書好きで内向的な弟「マッキ」、そして2人を見守る「ママ」。人類が滅亡した星に生きる、不老不死の家族の物語。

何があっても決して死ぬことがなく、永遠に続く日々のとある夜、πとマッキは宇宙船の不時着に遭遇。現場に現れたのは、初めて見る「生きている人間」の女性。しかしその直後、女性は女の赤ちゃんを出産して息絶えてしまう。

亡くなった女性の残した言葉通り赤ちゃんに「ミラ」と名付け、ママには内緒で育てることにした2人。時が流れ、永遠に幼い姿の二人よりも大きな身体へと成長し、知的好奇心いっぱいのミラは自分の命に限りがあることも理解してゆく。

3人で過ごす幸せな日々がその終わりに近づいた時、ママから明かされたπとマッキの出自の秘密。限りある命の生と死を見つめ、自分たちの運命に向き合った2人はある決断をする。

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この作品は「命の始まりと終わり」に関する直接的な描写が含まれていますのでご留意ください

感想など

いやー、衝撃作でした。
ぜんぜん全2巻のカロリーじゃないっ!!!心にどーーーーーんっっときました。

コマの使い方とシンプルな人物描写が、壮大なストーリーをより深くしています。
タイトルに「銀河」とありますが、その行き止まりのない空間、答えの出せない問いにぐるぐると吸い込まれるようにして一気読みしました。

「時間の経過」を表す描写が素晴らしい。

命の始まりと終わり、「生」の描き方はストレートの豪速球。

喉に鍾乳石が刺さった状態で「おかえり」って登場したママをはじめ、あちらこちらに衝撃シーンが満載。でもね、「死なない」んです、この家族。
だからある意味安心して読めます。どんなにヒヤっとしても、この家族は死なないのですから。

いつもは「時間が欲しいなー。自分以外の時間が止まれば良いのになー」って考えているのですが、決して死ぬことがなく、無限の時間を生きなきゃいけないのも悩ましいものですね。

自分の人生に限りがあることは、なんだか救いにも思えました。

何度読み返してもぐっとくる
ある星に暮らす死ぬことができない姉弟のお話。不老不死の命と限りある命の出会いと別れ。最後の決断に号泣。ゆるいタッチなのにすごい表現力。
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とても壮大で心が震える素晴らしい作品なのですが、その衝撃波が大きいため心の元気な時に読んだほうが良いかもしれません

どこか遠くの話をしよう(須藤真澄 / KADOKAWA)

第22回 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 審査委員会推薦作品。

あらすじ

南米ペルーのマチュピチュを想わせる、山岳地帯の村が物語の舞台。悲しい出来事をきっかけに声を失った祖母と共に暮らす、手に触れた物の声が聞こえる能力を持っている少女「チロ」が主人公。

ある日、チロは納屋に倒れている男を発見する。もしかして亡くなった父親(の幽霊)?と、どきどきするチロだがそうではなさそう。

記憶喪失らしく、話す言葉も謎の言語。この旅人はいったいなぜ、どうやってここに現れたのか?

チロの能力を使って彼の持ち物からヒントを得るも謎は深まり、どこか寂しい過去を感じさせる。

村人たちともだんだん仲良くなり、チロと共に過ごす中で少しずつ記憶を取り戻してゆく旅人だったが、いつか記憶が戻れば、どこかへ帰ってしまうのか……チロの心はざわめきはじめる。

そしてその時はやってきた。「おまえは どこまで思い出したんだ?」「多分すべてを」
旅人は壮絶な「過去」とこの村に辿り着いた長い旅の理由を語りはじめる。

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感想など

読み始めと読み終わったときで印象の変わる作品です。

ほんわかタッチでかわいらしい絵ですが、少女の特殊能力で大冒険!みたいな話ではなく、単純な異人とのふれあい感動物語!でもありません。

はじめはのんびりほのぼの、かわいらしい特殊な能力を持つ少女とおじさんのふれあいストーリーって雰囲気でサラサラ読み進める感じなのですが、中盤以降に旅人が記憶を取り戻し、その「過去」が明らかになるにつれて一気にぐっと深く引き込まれ、心を掴まれます。

全く想像もしていなかった長い旅の理由が描かれる下巻、それを聞くチロと共に心がギュっと苦しくなり、自然と涙と鼻水が……。

「どこか遠く」が指す景色、読み始めと読み終わりでも違って見える気がします。

物語としての最後、一回目読んだときは一瞬「もっと続きが読みたい」と思ったのですが、旅人の歩みを振り返り、読み手として受け取ったものを考えると、これがベストな終わり方だと感じました。

世界ふしぎ発見!などが好きな方にもオススメの作品。

上下巻一気読みしてほしい
山岳地帯の村が舞台。物と会話できる少女と記憶喪失の旅人が出会う。旅人はどうしてこの村にたどり着いたのか、下巻ではその衝撃的な理由が明かされる。
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めちゃくちゃ映画化向き!なんだけど、意外にまだされていないようです

第22回 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 審査委員会推薦作品です

この2作は一緒に紹介したいなーと思って概要を確認していたら、どちらも「第22回 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 審査委員会推薦作品」でした。
知らずに読んでいたのでびっくり。でも納得。

ほんとにほんとに多くの方におすすめしたい作品です!

銀河の死なない子供たちへ(施川ユウキ / KADOKAWA)
どこか遠くの話をしよう(須藤真澄 / KADOKAWA)

これらの物語は完結しても、私たちはその過去や未来を生きているのかもしれません。

大勢の誰かがつくった未来を生きている現代の私たちが、また遠い未来の誰かが生きる世界をつくっている、そんなことを考えさせられる作品です。

電車の中で読んでこっそり泣いちゃいました

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