2025年10月21日、ネットニュースで目に止まった「Anker バッテリーなど52万台回収」という見出し。
最近はモバイルバッテリーの発火事故のニュースをよく見かけるので気になっていましたが、私が愛用しているモバイルバッテリーもAnker製。
まさかと思いながら確認したところ、見事に対象製品(Anker PowerCore 10000)でした。
せっかくなので、無償交換の手続きの流れを備忘録として残しておこうと思います。
回収の手続きをしてから約6週間たち、無事に交換品のAnker Power Bank(10000mAh,30W) が届きました!上位モデルだけあってさらに便利になっています。

同じく対象だった方の参考にもなれたら幸いです
2025年10月のAnker製品リコール情報

中国のモバイルバッテリーメーカーの日本法人アンカー・ジャパン(東京)は21日、モバイルバッテリーとスピーカー計4製品を自主回収すると発表した。
発火などの恐れがあるためで、対象は計52万2000台余り。同社はこれまでにもモバイルバッテリーなど計約50万台を自主回収しており、経済産業省は製品の総点検を求めた。
2022年12月から今月にかけて販売された製品が対象。アンカーの委託先企業の製造工程で異物が混入したのが原因で、対象商品は新規出荷を停止した。
2025/10/21(火) 21:01配信のYahoo!ニュースより引用
対象製品を持っている場合は、Anker公式サイトの専用フォームでシリアルコードを入力すると、回収対象かどうかを確認できます。
私のモバイルバッテリーは
製品名:Anker PowerCore 10000
品 番:A1263
まさに今回の回収対象モデルです!

シリアルナンバーの印字はとても小さく読めなかったので、スマホで拡大撮影して確認したところ、ズバリ「入力されたシリアルナンバー〇〇〇〇は回収対象製品です」と表示されました。
さらに10月23日にはヨドバシカメラからも「自主回収に関するお詫びとお知らせ」として丁寧なメールが届いています。
Amazonで購入された方にも「リコール対象の可能性あり」みたいなメールが届いているそうなので、通販で購入された方はメールも要チェックです。

念のため、購入履歴から領収書のPDFもダウンロードしました
Ankerモバイルバッテリーの無償交換手続き
Ankerはガジェット系サイトでよく見かけるメーカーで、高評価レビューが多いのも購入時の後押しになっていましたが、少し前にもリコールのニュースを見かけました。
これまでの使用感には大満足だったのですが、リコールの知らせを受けるとショックです。
とはいえ今回は上位モデルへの無償交換ということで、さっそく手続きを進めました。

上位モデルへの無償交換は公式サイトから手続きを!
2025年10月22日現在、Anker公式サイトではヘッダー最上部に「※2022年12月16日〜2025年10月21日までに販売した一部のモバイルバッテリーおよびスピーカーに関して、製品回収を行っております。詳細はこちら」と案内が出ていますが、私がYahoo!ニュースを見てすぐにAnker公式サイトを開いた時にはそれに気がつかず、フッターメニューの「製品回収情報」から案内ページにたどり着きました。
実際の申込手順
- STEP-1Anker公式サイトの「モバイルバッテリー / スピーカー回収受付フォーム」へアクセスする
トップページに案内が出ていない場合は、フッターメニューから「製品回収情報」→「2025年10月掲載 モバイルバッテリー / スピーカー」→「モバイルバッテリー / スピーカー回収受付フォーム」へ進む。
- STEP-2シリアルナンバーを入力し、回収対象かどうかを確認する
「お持ちの製品は日本で購入されたものですか?」に「はい」を選択すると入力欄が表示されるので、製品本体の「SN:」の後に続く、Aから始まる16桁のシリアルナンバーを入力する。
※PowerCore 10000の場合、側面に製品名と品番が記載されています。
※回収対象外の場合は安心して使用できます。 - STEP-3回収対象であると判定されれば、住所など必要事項を入力して送信する
「入力されたシリアルナンバー〇〇〇〇は回収対象製品です」と表示されれば、そのまま回収キット申込フォームの入力を進めます。
- STEP-4申込住所に回収キットが届く
(案内状、レターパックプラスまたは着払い伝票、耐火シートまたは耐火バッグ)
※通常、申込から2週間以内を目処に発送されるそうです。 - STEP-5案内状に記載の手順に従って製品を返送する
※外箱や付属品の返送は不要です。
- STEP-6製品の到着が確認された後、順次交換用製品の発送手続きがされる
※2025年11月末〜2026年2月末までの期間で順次発送
※PowerCore 10000は販売終了済みのため、上位モデル「Anker Power Bank (10000mAh, 30W) ブラック」に無償交換されます。
進捗状況とレターパック返送時の注意点(2025年12月5日追記)
「回収キットの申込」から10日たった現在、モバイルバッテリーの返送(レターパックで発送)までが済み、交換製品の到着待ちです。
実際に届いた「回収キット」の中身やレターパックで返送する際の注意点を書き留めておきます。
「回収キットの申込」から9日後、回収キット到着
リコールのニュースが配信された当日(2025年10月21日)の夜には、Anker公式サイトから「回収キットの申込」を完了。
「受付ました」みたいなメールは届かなかったのでちょっと心配でしたが、9日後の10月30日、無事にクロネコヤマトのネコポスで「回収キット」が届きました。

モバイルバッテリーは衝撃NG!返送レターパックは郵便局へ
通常、レターパックはポスト投函OKですが、今回はモバイルバッテリー(リチウムイオン電池内蔵製品)で、しかも発火リスクがあるリコール対象製品。
書面の「発送の手順」にも「郵便局にお持ちいただくか、郵便局に集荷のご依頼を」と記されていたので、翌日に郵便局へ持ち込みました。
窓口の局員さんが「モバイルバッテリーですかぁ……ちょっと確認します」という反応で焦りましたが、「リコール製品の回収キットで、中で耐火バッグにも入れています!」と伝え、「モバイルバッテリーは航空便に乗せられないので、印をつけます」的な説明とともに受け付けてもらえました。
もしかしたら航空便NGの影響で通常より到着が遅くなる可能性もありますが、安全が第一!
モバイルバッテリーは衝撃が加わると発火リスクが高まるらしく、過去には「郵便局で仕分け作業中、落下したレターパック内のリチウムイオン電池から発火した」という事故も報道されているので、回収キットのレターパックはポストに投函せず、郵便局の窓口に持ち込むようにしましょう。
交換品のAnker Power Bank(10000mAh,30W) が到着
10月の「回収キットの申込」から約6週間経ち、12月5日に交換品の「Anker Power Bank(10000mAh,30W) 」が届きました!
(この間にAnkerからメール連絡などは一切なく、前日にヤマト運輸のアプリで配達予定通知があったため発送されたことを知りました)

予想より重く感じましたが、コンパクトで持ち運びしやすいサイズです。
USB-Cポートを2つ、USB-Aポートを1つ搭載しているので3台同時に充電も可能!
最大30Wの出力が可能で、スマホはもちろんタブレットやノートPCにも対応できます。
ディスプレイでバッテリーの残量や充電完了までの時間が確認できるのも地味にうれしいですね。
リコールの交換品ということで、これは安心して使えそうな気がします。
ちなみに取り扱い説明書はQRコードを読み取るタイプでした。

アンカー・ジャパン株式会社さん、ご対応ありがとうございました
Ankerのモバイルバッテリーを使っている方は早めの確認を
愛用してきたモバイルバッテリーがリコール対象になるのはショックでしたが、実際に発火などの事故が起きる前にニュースに気づけてよかったです。
無償交換の手続き自体はとても簡単なので、同じ製品を使っている方は早めの確認をおすすめします。








\ この記事へのコメント /