現在40代の私が幼かった頃、毎週見ていたテレビアニメ「世界名作劇場」シリーズがAmazonプライムビデオ(通称:アマプラ)で見れました!
時々ふと思い出して「もう一度見たいな〜」と思っていたので嬉しい!
幼くして天涯孤独になったり、異国へ出稼ぎに行った親と連絡が取れなくなったり、遭難したり、いじめられたり……今振り返ると「韓流ドラマ」ばりに残酷な試練が幼い主人公に降りかかってますが……大人になって見ても胸に響く名作揃いです。
1話30分なので気軽に見れますが、どの作品も40〜50話くらいあるので見応えも十分。
「昭和の比率」も懐かしみながら一人で見返すも良し、配信動画世代の小さな家族と一緒に見るも良し、今あえておすすめしたい「世界名作劇場」をご紹介します。
小学生時代に一番盛り上がっていたのは「ドラゴンボール」だったんですが、その前に夢中になっていたのが「世界名作劇場」シリーズでした
「世界名作劇場」とは
「世界名作劇場」は、昭和から平成にかけてフジテレビ系列(一部では他系列局)で毎週日曜日の夜に放送されていたテレビアニメシリーズです。
スポンサーの関係で「カルピスこども劇場」「カルピスファミリー劇場」「世界名作劇場」「ハウス食品世界名作劇場」など正式名称は変化していましたが、現在40代から50代の方には懐かしく思い出せる方が多いのではないでしょうか。
友情や家族愛、勇気や成長を1年間の放送で丁寧に描いた作品は子どもだけでなく大人の胸にも響き、世代を超えて愛されました。
「懐かしの泣けるアニメ」みたいなテレビ特番で名場面や最終回が放送されていたり、人気キャラクターが企業CMに登場したりしているので、アニメの本放送を見たことがなくても「このキャラクターは知ってる!」という方は多いと思います。
「世界名作劇場」より前の「カルピスまんが劇場」時代の『アルプスの少女ハイジ』も人気ですね
「世界名作劇場」シリーズの魅力
近年人気のアニメに比べると、昔のアニメは道徳的なメッセージや教訓が込められた教材的物語が多かった印象です。
「世界名作劇場」シリーズも身分や貧富の差、差別などをはっきりと描いた作品が多いので、希望を捨てない主人公を応援しつつ、子どもなりにいろいろと考えさせられました。
それぞれの主題歌も主人公を励ましたり物語にリンクした歌詞なので、子どもでも感情移入がしやすく、いま聴いても一緒に歌いたくなる名曲がいっぱいです
遠い異国への「出稼ぎ」や「移民」なども「世界名作劇場」で知った気がします
私の心に残る「世界名作劇場」アニメ4選
私は昭和50年代前半、西暦でいうと1970年代後半生まれですが、ローカル局で再放送があったりしたので自分が生まれる前の作品もいくつか見ています。
長年にわたり放送され、人気作の多い「世界名作劇場」シリーズですが、私の心に特別に強く残る作品はこちら。
- 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ
- 母をたずねて三千里
- 小公女セーラ
- ぺリーヌ物語
あらすじをご紹介します
家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ
「世界名作劇場」シリーズの中で私が一番好きな作品がこちら『ふしぎな島のフローネ』です。
身寄りのない主人公が健気に生きる物語も多い「世界名作劇場」シリーズの中で、無人島に漂着しても力を合わせて前向きに生き抜く家族の姿が印象深い作品。
一家のクリエイティブな「明るいサバイバル生活」には昔も今もワクワクして、「もし無人島に漂着することがあったらマネしなきゃ」と思ってしまいます。
スイス・ベルンの街で開業医をしているロビンソン一家は、医師不足が深刻化しているオーストラリアへの移住を決意する。
「世界名作劇場」公式サイト作品紹介より
しかし、まもなく船旅が終わろうというオーストラリア目前で、船が嵐に巻き込まれて難破し、一家は無人島へと辿り着いた。船もなく脱出できない一家は、不安で一杯の中、力を合わせて無人島での生活を始める。
家族全員で協力して木の上に家を作ったり、塩や砂糖、燃料も自分たちで作ったり、いつか帰れることを信じての無人島の暮らしはフローネたち子供には楽しいものでもあった。
同じ島に流れ着いたベテラン船乗りのモートンやタムタムに出会い、地震をきっかけにそこが火山島であると知る。
噴火から逃れるため協力して船をつくるが、家族同然の動物たちを置いていけないと苦悩するロビンソン一家。
子ども達の熱意にモートンがおれ、それぞれが島との別れを惜しみ、船はついに島を脱出した。
予想より長引く航海で飲み水もなくなり、一行が力尽きそうになった時、ついにオーストラリアへと到着した。
テレビ放送 | 1981年(平均視聴率 18.8%) |
話数と時間 | 全50話(各30分) |
物語の舞台 | 1800年前後のスイス→南洋の無人島→オーストラリア |
原作 | ウィース 「スイスのロビンソン」 |
木の上の家に憧れました
母をたずねて三千里
中学か高校時代に再放送されてドはまりした作品が『母をたずねて三千里』です。
いきなり旅立つわけではなく、10数話の時間をかけて昔のイタリアや家族の事情も描かれています。
幼いマルコのわがままっぷりや生意気な発言に若干イラッとすることもありますが、そんなツッコミもしながら友人と盛り上がっていた記憶があります。
お母さんを想いイタリアからアルゼンチンへ、長い旅を通して成長してゆくマルコの姿、見届けましょう!
相棒のお猿さん、アメデオもかわいいですよ。
イタリアの港町ジェノバに住む少年マルコは、両親と鉄道学校に通う兄とともに慎ましく暮らしていたが、生活は日増しに苦しくなり、とうとう母がアルゼンチンへと出稼ぎに行くことになる。
「世界名作劇場」公式サイト作品紹介より
寂しさをこらえ見送るマルコだったが、やがて母アンナからの便りが途絶えてしまう。
母を捜しに行きたいというマルコの固い決意に父もとうとう旅立ちを許し、マルコの長く苦しい旅が始まるのだった。
大海を渡りようやくアルゼンチンへ着いても母とはすれ違い、絶望感に襲われるマルコ。
それでも持ち前の明るさと勇気を武器に困難を乗り越え、様々な人々と出会い、たくましく成長していく。
ついに再会を果たした母アンナは重い病に倒れていたが、愛する息子のおかげで気力が回復し手術も成功。
将来医師となりアルゼンチンへ戻る決意をしたマルコは母と共にジェノバへ戻り、家族4人での再会を喜ぶ。
テレビ放送 | 1976年(平均視聴率 21.3%) |
話数と時間 | 全52話(各30分) |
物語の舞台 | 1880年代のイタリア→アルゼンチン |
原作 | エドモンド・デ・アミーチス 「クオレ」より |
高畑勲さんと宮崎駿さんも関わっておられるので、人物の描写などでジブリ作品を連想する作品です
小公女セーラ
私がリアルタイム視聴した中で一番記憶に残っている作品が『小公女セーラ』かもしれません。
主題歌を主人公気分に浸りながらよく歌ってました。
大富豪のお嬢様が特別待遇で女学院に入寮したあと、突然親も財産もなくして生活が一変!メイドとして働くことに。
貧富の差やいじめを描いているので気持ちの重くなるシーンが多々ありますが、人として大切にしたい優しさも描きつつ、最終的に気持ちよく救われる物語です。
インドからロンドンの女学院に転入してきたセーラは、ダイヤモンドの発掘事業を手がける父を持つ裕福な少女だったが、父の突然の死により身寄りをなくしてしまう。
「世界名作劇場」公式サイト作品紹介より
学院で特別待遇を受けていたセーラの生活は一変し、メイドとして屋根裏部屋に追いやられてしまう。過酷な労働といじめに耐える日々が続くが、セーラを慕う少女ベッキーや町の少年ピーターの助けもあり、健気に暮らしていた。
女学院の隣に引っ越してきた富豪のクリスフォードに関心を寄せられ、魔法のような支援を受けることになったセーラ。
やがてクリスフォードが必死に探していた盟友の娘がセーラであると判明する。
実はセーラの父の死後にダイヤモンド鉱山は成功しており、莫大な遺産とダイヤモンド鉱山の発掘経営権が譲り渡されることになったセーラは幸福な暮らしを取り戻した。
テレビ放送 | 1985年(平均視聴率 16.3%) |
話数と時間 | 全46話(各30分) |
物語の舞台 | 1885年頃のイギリス |
原作 | フランシス・ホジソン・バーネット「小公女」 |
苦しいシーンも多いけど良い終わり方でした
ペリーヌ物語
子どもの頃には見たことがなく、最近配信で初めて見てハマったのが『ペリーヌ物語』。
なんと、上記で紹介した3作で私を魅了した要素(長い旅での出会いと成長・工夫をこらすDIY生活・大逆転ハッピーエンド)が全部盛りだったのです!
前半では自分の存在さえ知らない祖父を訪ねる長い旅、後半ではその祖父のもとで働きながら孫であることを名乗れるまでを描いた物語ですが、たくさんの出会いと別れ、再会に大感動の名作でした。
父を亡くし、旅の途中で母も失ったペリーヌは、フランス・マロクールで織物工場を経営する祖父ビルフランの元に身を寄せようと旅を続けていた。
「世界名作劇場」公式サイト作品紹介より
しかしペリーヌは、祖父が優しさやいたわりを知らない孤独で冷徹な人間であることを知る。
「オーレリィ」と名を偽り、父の故郷フランス・マロクールでの生活を始めたペリーヌ。
狩猟小屋で暮らしながら祖父ビルフランの経営する工場で働くが、やがて通訳の才能を見出され、孫であることを伏せたまま秘書を務めることに。
ペリーヌの両親の結婚を決して認めない厳格なビルフランだったが「オーレリィ」と共に過ごす中でその心は溶き解され、ついに祖父と孫として対面を果たす日がやってくる。
テレビ放送 | 1978年(平均視聴率 16.9%) |
話数と時間 | 全53話(各30分) |
物語の舞台 | 19世紀末頃のヨーロッパ(主にイタリア・スイス・フランス) |
原作 | エクトル・マロ 「家なき娘」 |
現代のキャンピングカー的な馬車の旅にも憧れ!
「世界名作劇場」を視聴する方法
「世界名作劇場」は昭和から令和にかけてテレビ放送されたアニメですが、現在もAmazonプライムビデオやU-NEXTなどの動画配信サービスで視聴可能です。
1話30分だから無料体験期間に見終えることも可能
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懐かしの名作アニメを楽しもう
子どもはもちろん、昔見ていた大人がもう一度見ても楽しめる懐かしのアニメ「世界名作劇場」シリーズをご紹介しました。
「世界名作劇場」公式サイトで今回ご紹介できなかった作品もチェック
現在もAmazonプライムビデオやU-NEXTなどの動画配信サービスで視聴できますので、ぜひお気に入りの作品を見つけてみてくださいね。
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