2025年夏、大阪・関西万博に行ってきました。
事前予約では撃沈のイタリア館に待ち時間0分で入れるという奇跡も起こり、大満足の2日間。
戻ってからもバタバタ続きでまだ情報や写真をまとめきれていませんが、これから「駆け込み」される方の参考になることもあるかもなので、ざっくりですが、記憶が薄れないうちに備忘録を残しておきます。

思い出したことや写真など、少しずつ追記します
持って行って役立ったもの

私は「あったら便利」を準備しすぎて荷造りに苦労したので、実際に持って行って「本当に役立ったもの」を厳選して紹介します。
暑さ対策グッズ

私は夜間券と平日券で2日間楽しみましたが、両日とも最高気温36度以上の猛暑だったので熱中症対策はマストでした。
入場ゲート前や一部のパビリオンでは全く影のないところに長時間並ぶので、見た目なんて気にせず遮熱遮光生地の日傘と360度日よけタイプのサファリハットを併用。
付属のサンシェードで顔や首もカバーしつつ、中で首掛け扇風機を使用すれば両手も使いやすく快適でした。

美味しくて癒される冷凍パウチ

入場時に手荷物検査があるのと重さで悩みましたが、しっかり冷やした飲み物も複数持って行って良かったです!
特に癒されたのが、冷凍パウチ。
ゼリー飲料はシャリッと美味しく、待機中に飲みきれるのも便利でした。
冷凍アクエリアスは保冷剤代わりとしても活躍しました。
疲労が軽減できる折りたたみ椅子

入場ゲートや人気パビリオンなど、とにかく並んで待つことが多いので、体力キープと腰痛対策に折りたたみ椅子があると助かります。
数分ごとに移動させられたり入館時には収納の必要があるので、軽量で持ち運びしやすい形状がおすすめ。
私は背もたれ付きのモノを使っていましたが、周りでは伸縮式のを使っている方が多くて、高さがあるので立ち上がりもしやすそうに見えました。
コンパクトに折りたためてポーチに収納できるタイプを使っている方も多いですが、収納に手間取ったり脚のロックが外れて転んでしまった人も見かけたので、新しく購入する場合は何度か試しておいた方が良さそうです。
入場ゲート前待ち時間のトイレ対策

2日目は9時入場のために1時間以上ゲート前待機だったので、「トイレに行けない」と意識すればするほど行きたくなってしまう心配性の私は多量モレ対応のパッドを着けて行きました。
初めての使用で「ゴワつきが気になったりしないかな?」と装着感が心配でしたが、夜用ナプキンのような感じで、特に違和感や不快感はなかったです。
暑すぎて常に汗が流れているためか、心配したほどトイレにい行きたいと思うこともなく、結果としてモレることはなかったですが、心強かったです。


尿意対策に効果的だと噂のボンタンアメも持って行きましたが、食べることなく持ち帰りました
入場時の手荷物検査

開幕当初には手荷物検査は空港レベルだったというレポートも目にしましたが、8月の時点では「ペットボトルは出して!それ以外の荷物は全部カバンにまとめて!ポケットは空にしておいて!」という感じで、予想以上にざっくりでした。
とはいえ、運良く9時入場で行くことができたので「ガチ勢」という方々の視線も気になり、自分のためにも後続の方のためにもスムーズに通過できるよう、いくつか意識したことがあります。
準備万端でも足止めになったらどうしようとドキドキでしたが、無事、流れるように通過することができました。
満足度の高かったパビリオン

2ヶ月前の抽選で予約できていたパソナとガンダムのほか、7日前抽選で全滅だったイタリアにも奇跡の待ち時間0分で入ることができ、2日間(夜間券+平日券)で10数箇所のパビリオンとコモンズを楽しむことができました。
個人的に「ネタバレを見ていたのに期待を裏切らない!」「ほとんど並ばずに入れたのに満足度が高い!」と感じたパビリオンを厳選してご紹介します。
イタリア館

SNSで連日行列の長さが話題の大人気パビリオン。
7日前抽選では全滅、3日前の空き枠もなく、諦めきれないけれど長時間並ぶのもなぁーと迷っていました。
西ゲート9時入場で直行することももちろん検討しましたが、それでも13時台に予約済みのガンダムに間に合うかわからなかったので一旦は断念。
夜19時半頃にダメ元で行ってみたところ、奇跡の待ち時間0分で入館!
全く行列が見当たらなかったので「入場制限中で並ばせてもらえないの?」とイタリア人スタッフさんに訊ねてみたらすんなり案内されました。
もしかしたら本当に行列に制限がかかっていたのが解除されるタイミングだったのかもしれませんが、館前で何かライブをやっていたのと、花火やドローンを見に大屋根に上がっている人が多かった時間帯も良かったのかもしれません。
結構ネタバレを見ていたにもかかわらず、入館直後からテンションのあがる演出、迫力満点の「本物」の数々、細部まで見せてくれる展示方法や空間づかい、すべてが素晴らしく感動しっぱなしでした。

(写真はさらに追加の予定です)

伊東マンショの肖像は裏面も見れるように展示してあるのでお見逃しなく
ハンガリー館

午前中に先着列に並び、30分くらい待って入館しました。
館内には美しく繊細なガラスアートが展示がされていて、よくみると一枚一枚に細工が施されたガラスを何層にも重ねられていました。
展示を見ながら進んだ先、真っ暗なドーム型シアターに入ると、中央には白い人影が。
とっても素敵な民族衣装を着た美しい女性でした。
観客が着席すると、さっきまで人形ように立っていた女性が踊るように歌いはじめます。
幻想的な空間に美しいハンガリー民謡が響き、一気に引き込まれました。
最新技術を駆使した未来的な展示が多いなか、このシンプルな生の歌声はかえって新鮮で魅力的です。
しっかり冷房が効いているので、外は炎天下なのに冬の星空に包まれている気分になりました。
(急激に体が冷えたので、体調の変化には気をつけた方がいいかもしれません)
(写真はさらに追加の予定です)

ベビーカー優遇の印象で、家族連れの方も多かったです
TECH WORLD館

事前予約には外れ、当日予約もとれなかったので夕方から1時間ほど並んで入館。
大人の事情もほのかに薫りましたが、最新テクノロジーで「生命」「自然」「未来」を魅せる展示は見応えたっぷりでした。
入館時にスマートバンド的なものを腕につけるのですが、館内ツアーを終えたタイミングで「心のときめき」分析グラフやおすすめの観光スポットが提示される仕掛けになっています。
私の心が一番ときめいたは「ネイチャー」との診断で、離島の旅をおすすめしてもらいました。
SNSでも話題のお土産は、クマのハンドタオルでした。多謝!

(写真はさらに追加の予定です)

午前中だとバッグ系のお土産がもらえやすいと噂ですが、すごい行列でした
パソナ館

2ヶ月前抽選で予約がとれていたので、待ち時間なしで入館。
「いのち、ありがとう」をコンセプトに、誰もがイキイキと活躍できる世界、自然を大切にする世界「NATUREVERSE(NATURE×UNIVERSE)」の実現を提案されているパビリオンで、鉄腕アトムやブラックジャックもナビゲーターとして登場します。

「生命進化の樹」と名付けられた地層のような巨大モニュメントやアンモナイトの化石などの展示にはじまり、特別ショートムービー「ネオアトム誕生」の上映、今後実現が期待される医療技術やロボットの展示など、見応えは十分。

その中で私が一番見たかったのは、iPS心臓とiPS心筋シートの実物展示。
これまで映像で見てきたモノが目の前の赤い培養液の中でドクドク動いていて、大興奮でした。
最後のショーでは、上下左右に動く巨大なブロックに大迫力の映像が映し出され、再び登場したネオアトムとブラックジャックから「NATUREVERSE」の実現に向けたメッセージが流れました。
(写真はさらに追加の予定です)

混み合っていて「カテーテル手術体験」ができなかったことだけが残念
ガンダム館

2ヶ月前抽選で予約がとれていたので、待ち時間なしでした。
館内に入ると、そこはもうガンダムが実在する世界。
「夢洲ターミナル」から軌道エレベーターに搭乗し、巨大な宇宙ステーション「スタージャブロー」への見学ツアーへ出発です。
「スタージャブロー」に到着し、宇宙ステーションの拡張工事や宇宙デブリの回収作業を行うモビルスーツ、ホワイトベースを見ていると、突然の警報!敵襲のようです。
緊急退避ポッドへ移り、助けに来てくれたガンダムの戦いを見守ります。
結構苦戦していて、時々窓にヒビが入るような衝撃もありドキドキしました。
無事に勝利したあとは、ダンダムに誘導されながら地球へ帰還。
ガンダムの予備が知識なくてもテンションのあがる演出でとっても楽しかったです!
(知識があったらさらに大興奮だったかも)
(写真はさらに追加の予定です)
フランス館

日陰のない炎天下に1時間ほど並んで並んで入館。
美しい展示で見応えがありました。
(後ほど追記します)
オーストラリア館

午後に30分くらい待ちで入館。
最初の森を表現したゾーンでは、空間使いのアイデアに感動。
鏡が活用されていて、広大な森の中にいるような錯覚をしながらコアラなどの動物を探します。

そのあとは大画面でオーストラリアの雄大な景色や海の生き物を堪能。

水族館の大水槽のような雰囲気で、周りの子どもたちも楽しそうでした。

私調べでは事前予約や当日予約がとりやすいパビリオンなので、小さなお子さんのいるグループにおすすめです。
予約がとれていなくても比較的待ち時間短めで入れると思います。
待ち疲れることも退屈することもなく老若男女楽しめるので、ここはもっと話題になってもいいのになーと思いました。
(写真はさらに追加の予定です)
インドネシア館

ほかのパビリオンに比べ、とにかく明るいパビリオン!
インドネシア人スタッフさんの軽快な誘導とダンスを楽しみつつ、約15分並んで入館しました。
館内でも「ドーブツウソモノ、ワタシハホンモノ(動物は作り物、私は本物)」と愉快な案内にみんな笑顔。
展示も見応えがあり、歩き疲れていたはずが元気になれるパビリオンでした。

(写真はさらに追加の予定です)
記念に残るスタンプ収集やミャクミャクくじ
パビリオンの展示やショーを見る以外に、記念スタンプの収集やミャクミャクくじもおすすめです。
公式スタンプラリー

パビリオンやコモンズには来訪記念にぴったりのスタンプが設置されています。
見学をしないと押せないパビリオンもあるので何度も通わないとコンプリートは難しそうですが、2日間でも結構なスタンプが集まり、とても良い記念品になりました。
会場内郵便局だけの記念押印

大阪・関西万博の会場内には東西2箇所のゲート付近に郵便局(WEST局とEAST局)があり、入場日入りで限定デザインの消印を押してもらうことができます。
混雑時には数十分待つこともあるようなので、東西両局で押印してもらう場合は計画的に。
営業時間内でも記念押印の受付は17:00までなので要注意です。

風景入日付印:ミャクミャク&大屋根リングのデザイン(東西2箇所の消印が対になります)
小型記念日付印:ミャクミャク&ポスくま(WEST局)、ミャクミャク&ポスト(EAST局)

あらかじめ切手を貼った台紙を用意して行くとスムーズですよ
ミャクミャクくじ

西ゲートを9時10分までに入れたので、ミャクミャクくじへ直行すれば待ち時間0分でくじが引けました。
くじを済ませた後や、並びながら人気パビリオンの当日予約にチャレンジする手もあるので、朝イチのミャクミャクくじは時間の有効利用としてアリです!
ほとんど日陰のない場所に並ぶことになるので、ちいさなお子さんと並ぶ場合は午後の日差しのきつい時間を避けて朝イチか夕方以降のチャレンジが良さそうに見えました。
(代表者だけ並ぶとか交代するのはかなり勇気がいると思います)
ちなみに私は3等でした。

同じ建物内の公式ストアに雑貨やお菓子もたくさんありました
万博会場まで約30分のおすすめホテル

今回、大阪・関西万博会場の「夢洲」から電車で27分の「日和ホテル大阪住之江公園駅前」に泊まりました。
2025年春に改装されたばかりの館内はきれいで心地よく、客室にはフットマッサージ機もあるので歩き疲れた足がかなり癒されました。

初めて利用しましたが、手頃な料金でとても満足度の高いホテルだったので、また別記事で詳しくご紹介したいと思っています。
EXPO2025 大阪・関西万博の感想

「並ばない万博」は幻だった

とにかく「行列に並ぶ」ことの多かった印象です。
開幕当初はゆったり楽しめたそうですが、6月に日程が決まった私は2ヶ月前・7日前の事前予約エントリー、3日前の空き枠先着予約、当日予約、すべてログインするだけでも待機画面が表示されました(4万人行列)。
待って待ってやっとログインしても予約はとれず、がっかり。
(2ヶ月前抽選は当たりましたが、7日前は全滅、3日前のは0時1分ログイン成功でも完敗)
当日会場内でも「事前予約のやりかたが全くわからない」「暑くて並べない」と嘆いている高齢グループに遭遇し、スマホでの操作手順をレクチャーしつつ、ちょっとせつなくなりました。
主要駅と西ゲートを結ぶシャトルバスも人気の便は発売から数分で売り切れるため0時0分アクセスに待機したり、とにかく下調べと夜更かし、行列に耐える精神と体力が必要だったので、積極的に仕切ってくれる同行者がいないとシニアの方々には負担が大きかったのではと思います。
疲れたけれど楽しかった!行って良かった大阪・関西万博

予約方法や長い行列に疲れたのは事実ですが、実際に行ってみると満足度が上回りました。
ここ数年介護優先の生活だったので久々の旅行にテンションが上がったのもありますが、計画段階から当日もずっと、本当に楽しかったです!
なにが一番の魅力なんだろう……全体的な雰囲気?パビリオンの見応え?ミャクミャク?
全部かな!?
猛暑日が続いていたので熱中症にならなか不安でしたが、大屋根リングの下は噂通り本当に涼しくてびっくりしました。
設計士さん、風通りや涼しさまで読めていたなら本当にすごい。
もう一度見納めに行きたい気持ちもあるけれど現実的には無理なので、記念グッズや写真を整理しながら大切な思い出にしたいと思います。
大阪・関西万博、行って良かった!
これから行く予定の方、ぜひぜひ楽しんできてください!
これから大阪・関西万博へ行く人へ

これから万博に行く予定の知人に伝えていることをここにもまとめておきます。
荷造りや計画の参考になれたら幸いです。
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